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夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女

著者:森見 登美彦
販売元:角川書店
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積読を重ねる日々さん傑作、傑作とあまりにも連呼されているので、読んでみました…うーん、確かにすごい面白いというか、こういうの大好き

なんというか、ベリーキュートでベリーピュア、その上ベリーシュールでファンタジーというとんでもない恋愛小説でした。

ストーリーは京都にあるとある大学1回生の黒髪の乙女。
彼女はちょいと浮世離れしたマイペース娘。大学のクラブの先輩で黒髪の乙女にベタ惚れである私が偶然というにはあからさますぎるほど街角ですれ違っても奇遇と信じて疑いません。外堀をただひたすらに埋める日々を送る私。果たして彼は見事彼女という本丸を攻め落とすことができるのであろうか―
という感じ。

黒髪の乙女の思考回路やセリフや仕草がかわいらしくて仕方ない。また、ストーカーと化した先輩も彼女の本丸を攻めるべく起こすあらゆる行動、苦悩、脳内会議が微笑ましすぎます。

4章構成のこの話。以下各章ごとに感想~
第1章 「夜は短し歩けよ乙女」 春!
夜の街を闊歩する黒髪の乙女。
先輩は路傍の石。
自身の見聞を広めるべく歩き続ける黒髪の乙女。出会う出会う色んな人たち。幻の銘酒、偽電気ブランをいざ呑み行かん!
キーワード&キーパーソン
偽電気プラン、おともだちパンチ、錦鯉センターの男、自称天狗、李白さん

第2章 「深海魚たち」 夏!
古本市を闊歩する黒髪の乙女。思い出の絵本を目指して今日も歩きます。
先輩は路傍の石。恥を知れ。しかるのち死ね。
古書市を巡る人々の思いが交錯する最中、路傍の石は果たして自身の計画を完遂することができるであろうか!
キーワード&キーパーソン
古本市の神、なむなむ!、ラ・タ・タ・タム、火鍋、李白さん、自称天狗

第3章 「ご都合主義者かく語りき」 秋!
学園祭を闊歩する黒髪の乙女。今日も自身の見聞を広げるべく歩きます。
先輩は路傍の石?彼女がすべてに優先するのだ。
ご都合主義者たちの妄執が交錯するとき、路傍の石は果たして外堀を埋めることができるのか!ビバ!ご都合主義!なむなむ!
キーワード&キーパーソン
偏屈王、韋駄天コタツ、パンツ総番長、プリンセス・ダルマ、緋鯉のぬいぐるみ、詭弁論部、象の尻、学園祭事務局長、ナカメ作戦

第4章 「魔風邪恋風邪」 冬!
風流行る京を闊歩する黒髪の乙女。
先輩は相変わらず路傍の石?さらば外堀を埋める日々よ!
黒髪の乙女と風邪ひき人間達が交錯するとき、彼女は京の町を救うことができるのか!風はひいてもひかなくてもひとりある身はなんとせう!
さぁ立ち上がれ路傍の石よ!一人寂しく脳内会議をしている場合ではありません!地に足着かない頭でいざ彼女の下へ飛翔せよ!
キーワード&キーパーソン
ジュンパイロ、李白さん、風邪

と、いうわけで大変面白かった。舞台は現代臭いのに、昭和初期の香りがするのは京という場所と登場人物達に因るのが大きいのかしらん。
他にも四半世紀の孤独だの才能の貯金箱だの読む途中途中で笑ってしまいました。黒髪の乙女と先輩以外にも多くの人物が登場し、彼らが色々動いてくれてるおかげでストーリーも大変面白くなってます。オススメです。なむなむ!

・うたわれるものリンク
くるぐる。さん描き散らし版にリク絵その2
喫茶・トゥスクルのアルルゥをリクエスト。アルルゥのウェイトレス姿なんて変態的なリクエストをしたのはだれでせう?
頭の上に盆を持って走ったり、菓子を口に銜えてたりがアルルゥらしすぎ。
それにしても厳密にはカフェ・トゥスクルだったというのを拍手送った後に気がついた…

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