付喪堂骨董店 2
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付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います (2) 著者:御堂 彰彦 |
【7.5/10】
・あらすじ
「アンティーク」
それは年代物の美術品を意味するのではなく、幸運の石、未来を写す鏡など不思議な力を持つ器物を意味する。
俺がバイトしている付喪堂骨董店~FAKE~はそんなアンティークを扱う店だ。
まぁ、大概が偽物なんだが。
しかしまれに本物もあるわけで、本物を手にした人間は時に幸せに、時には不幸な末路を辿る。どちらを辿ることになるかはもちろん手にした人間の扱い方にあるわけで・・・
これは俺・刻也と、同じくバイトで無愛想な銀髪の少女・咲、偽物ばかり買ってくる店長に、アンティークに翻弄される人々との物語。
・ラノベ版XXXHOLiC!
という印象ですね。やっぱ。
今回も4話収録。1~3話がアンティークの魅力に魅入られた人間の話。
最後の4話がある面白アンティークを切欠に始まる、咲と刻也の物語という構成は1巻と同じでした。
相変わらず話自体、ちょっとインパクトというか、驚きが少ない感じですが、それでもつまらないということはなかったですね。全く1巻と同じような感想になってしまいましたが。
ただ、1巻より合間合間に見える咲の好意がより顕著になった気も。
や、咲はかわいいですよ。
・やっぱり4話が最高です!
正直この人、ラブコメを主題にやったほうがもっと売れるんじゃ…
と、思うくらい咲と刻也の物語は面白い。
普段、無口、無表情な咲の視点で語られる4話は、彼女の外面とはかけ離れた乙女思考な内面描写を如何なく発揮。1巻と同じく、刻也の行為による誤解と彼女の世間知らずゆえのとんでも行為が可愛くてしょうがない!!
以下は参考例に、
香水をかけて刻也のリアクションを期待する咲と刻也のやり取りで、
「咲」
「何かしら?」
咲が棚に向かいかけた足を止めて俺を見る。
「いい匂いだな?」
「そ、そうかしら?」
「ああ、何ていうかそそる匂いっていうか」
「そ、そそる?そそるって…そ、そう?でも変な意味じゃないのよ」
咲が珍しく動揺したように目を丸くする。
「ああ。今日の晩飯はシチューか?食欲がそそられる匂いだな」
「ええ、そう。ちょっとだけ香水…。え?シチュー?食欲?」
とか、もう可愛くて堪らんわけですよ。
他にも、感想リンク様があげられてるとこもあるので要チェック。
・というわけで、
なかなか楽しめました。店長も結構好きなキャラなので、次巻では彼女にスポットライトを当てた話を一つ希望。
・感想リンク
いつも感想中さん
・うたわれるものリンク
CAT NOODLEさんうたわれるものらじお50回四コマ
最後のゲストは大物さん。三コマ目気合入りすぎですw
・イラストリンク
野良さんblogに果物食べたい
なんだかんだいってお兄さんなキョンが良いですねぇ
・雑記 第二回 メタ中を回避せよ!
とりあえず、ランニング最低30分を2日に1回、間食断固反対、腕立て伏せなんてものを基本路線でいこうかと。
ついでに私、大のギューニスト。なので高カロリーな牛乳を泣く泣く控えることに。
なんかちょっと調べましたら、体重×距離=消費カロリーらしい。
つまり体重60キロの人間が5キロ走ると300キロカロリー消費するとか。
体重1キロは約7000キロカロリー。
……道は遠いなぁ。
昨日も拍手ありがとうございます~
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