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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 容疑者Xの献身

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
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【8.5/10】

・あらすじ
花岡靖子と娘の美里の下に現れた富樫という男は、のんだくれで靖子に暴力を働いては金をせびるろくでなしの元夫だった。
金を渡して追い出そうとした靖子であったが、美里の行動で結果的に富樫を殺すことになってしまう。殺害直後、自首を考えた靖子の家に訪れた隣の部屋の住人、石神は平然と親子にこういった。
「何かお手伝いできることがあるんじゃないかと思いまして」と。

・不器用で冷酷で純粋な男
花岡親子の犯罪隠蔽に献身的に尽くす数学教師石神。
隠蔽工作を考える頭の回転の速さと、用意周到さには舌を巻くばかり。
彼のやったことはもちろん許されることではないんですが、その動機を知るとその不器用さと純粋さには胸がつまってしまうのはどうしたことだろう。
最後のなんともいえない結末がよけい胸をつかれたり。

本作はコロンボや古畑のように既に犯人がわれた状態からのスタートですが、一応ミステリモノとして驚けるギミックは用意されてます。
書評サイトをいくつか見た限りでは、そう驚くほどのものではなさそうな感じだったような気もしますが私個人は割と驚きました。

・というわけで、
オススメ。個人的には東野作品の中では秘密に次ぐ面白さ。

以下ネタバレ反転
ことの発端となった美里がほとんど出番なしってどういうこと?
しかも最後に手首を切ったのはなにが原因かもよくわからない。
まぁこの辺はご想像におまかせしますという意図がびしびし感じれるし、色々考えられるんである意味面白いといえば面白いんですが、それでも彼女の内面描写が欲しかったといわざるを得ませんね。
因みに原因としては①石神のことが好きだったから②母親が再婚しそうで嫌だったから③献身的に尽くす石神の横で母親が別の男と仲良くしてるのに抗議?いやがらせ?など等、とか考えられるんですが、きっと手首を切った理由は一つだけじゃなくて色々あったんじゃないかと思いますね。

・うたわれるものリンク
影の宴さん11月11日はポッキー&プリッツの日でアルルゥ

くるぐる。さん右に同じでハクオロ&エルルゥ

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