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きつねのはなし

きつねのはなし きつねのはなし

著者:森見 登美彦
販売元:新潮社
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【7/10】

・あらすじ
骨董屋でバイトをする私は、天城さんという奇妙な客と知り合った。
多弁な時は、機嫌が悪く、寡黙なときは機嫌が良いなど、変わった所が多々見られる人物で、何より不気味さが拭えなかった。ある日、店の使いで彼に頼みごとをしにいく時、店主からこういうわれた「どんな些細なものでも決して渡す約束はしないでください」と。
表題作きつねのはなしを含む4編の京都怪談物語。

・不気味で不思議で囲われた世界
森見氏といえば京都を舞台に駄目な大学生を書かせたら天下一な作家さんですが、なるほどこういう真逆な作風も書けたのかと、好きな作家さんの引き出しの広さを知れてほくそ笑む自分がいました。

4本の短編はどれもねっとりとした空気を伴う不気味さが感じられます。肝心の結末が語られずぶつ切りにも思えるラストや、詳細が判らず終ってしまうパターンが多いので、そういうのが駄目な人には好みに合いそうにないかもしれません。

短編のそれぞれが微妙に繋がりをもっている点は森見氏らしかったですね。

・というわけで、
京都にはこういう面も非常に似合うのかと思い知った一作。
阿呆な狸が地を這う一方、こういう類のものもいるということか。

・うたわれるものリンク
影の宴さんらぶらぶ親子…

・イラストリンク
dismalessさんTVアニメ「AIR 11話 うみ -sea-」より

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