図書館内乱
【8/10】
・あらすじ
メディア良化委員会の不当な検閲から本を守るべく関東図書隊へ入隊した笠原郁は近頃悩みを抱えていた。自分が戦闘職へ配置されていることを両親には黙っていたのだが、近いうちにその両親が職場を見学しに来るというのだ。
バレたら強制送還に違いない。必死に誤魔化そうとするが…
・両親撹乱作戦
今回は短編っぽいので章ごとに感想を。
心配心配と郁を縛ろうとする母親の言動がやたらリアルでした。
郁が両親を避けるのもよく分かるなぁ。
両親がきてあたふたする郁が可愛らしく、頼りになる堂上がカッコイイ話でした。
・恋の障害
笑う正論者、小牧幹久の恋話。10歳離れた妹的存在がいたとはなんと羨ましい。
小さい頃から小牧を慕い続けた中途難聴者の中澤毬江の嫉妬深さがなんとも可愛かったですね。
・美女の微笑み
計算高く、情報通で郁の友人、柴崎麻子がメインの話。
やっかみやら何やらで美人も楽じゃない、というか女性は怖い。柴崎が計算高い自分を自覚して自己嫌悪してしまうからこそ天然な郁に惹かれるというのは実に納得がいきますな。
・兄と弟
優秀隊員、手塚光の兄との確執が発覚する話とか。
・図書館の明日はどっちだ
「兄と弟」の回でめぐらされた策謀に郁がピンチになる話。で最後に地雷(笑)
これは次巻が楽しみダー。
柴崎と手塚のやり取りにもややニヤリ。
・というわけで、
面白かったんですが、なんか感想が淡白に…orz
登場人物の人間臭さや会話の応酬、ハッとするような台詞がうまい。
・感想リンク
booklines.netさん
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