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扉をコジあけて

成年コミック感想文第5回は、ZERRY藤尾先生のドS純愛ラブコメ「扉をコジあけて」

初版は2004年ですが、それは復刻版の話で、もともとは2000年に発売されていたという割と古めなエロマンガ。しかし、その面白さは今なお新鮮に感じるほどなので猛烈にオススメしたいところ。

で、お話はというと、校内屈指の優等生であり、生徒会長でもある村松君が、副生徒会長菱見さんをあの手この手でイジメぬくという純愛ラブコメ?ものです。

感情を表に出さず、常に超然とした村松によって、嫌なんだけれどもついついいうことを聞いてしまい、快楽に溺れてしまう菱見さんがとかく可愛らしい。村松君は大変もてるので、他の女とHしたり、菱見の母親や妹まで篭絡しますが、全ては菱見を苛めて、その表情を堪能するために行動するという一本筋の通った男であり、その期待に見事応える菱見さんは、そういう村松の行動に怒ったような悲しいような表情を見せたり、呆気にとられたり、泣き顔を見せたりと打って響くような反応を見せ、見事に手のひらの上に踊らされてまくってしまいます。

菱見さんは村松が好きなのに、やたら自分を苛めたり、他の女性と寝る村松が果たして自分のことをどう思っているのか苦悩してしまうだけに、素直に好きと認められずより苦悩するなんていう葛藤がまたね…いいんですよ。

もともと強気な性格だった菱見さんは、自己の葛藤に限界が訪れ、最終的にとある専制攻撃を図るのですが、それすらもあっさりと村松に覆された挙句、手痛い反撃をくらい、最後には感情を吐露させてしまうという結末にニヤニヤもんです。

そして、最後にこの漫画の面白さを数段底上げするのが最終話。感情を表に出さない村松の菱見さんへの想いと長年にわたる計画が説明される回の存在によりこの漫画が歪ながらも純愛ものであるということが確認できます。

1話では既に生徒会長と副会長というスタートでしたが、村松は1年の入学式の日から菱見さんに運命を感じ、行動を決意。丸々一年ひたすら好感度を上げて、二年の半ばで本性を現し、まずはその驚きざまを堪能。さらにステップアップするために菱見と肉体関係を結び、苛めの幅が広がったと喜ぶも、自身が単に菱見の肉体に欲情してるだけなのかが分からなくなり思い悩むまじめっぷり。菱見を苛めたい気持ちは純粋であるかどうかを確認するため他の女性と寝て確かめるなどの徹底さを見せ付けます。

その後、上述した菱見の先制攻撃時の村松の内面、続いて明かされる彼の舞台裏的行動に、Sっ気がなくとも、彼と同じく菱見に対して同じ気持ちを抱くこと間違いなし。

実用度については、H描写自体それほど濃厚ではないためそれほどでもありませんが、個人的には菱見さん効果でそれなりにはエロイ。

というわけで、一風変わったラブコメものをという方には是非。

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