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死図眼のイタカ

【8/10】

伝奇といえば、グロ。伝奇といえば、儀式。
そして、何よりも伝奇といえば、殺し愛。

そんな要素がバッチリ詰まった本作は、個人的には結構ツボに嵌る作品でした。

朽葉嶺の婿養子として育てられてきた朽葉嶺マヒルは、共に育った4姉妹のうち、儀式により選ばれた一人と婚姻する運命にあった。その儀式が間近に迫ったとき、マヒルの住む伊々田市で連続少女猟奇殺人事件が発生。そして、マヒルは鴉を連れた黒衣の少女と出会い・・・

という流れで始まるストーリー。4姉妹とのハーレム展開を夢見た方には、手ひどいクロスカウンターが待ち受けているので、同作者の「さよならピアノソナタ」のようなハーレム青春ものを望んでいる方は回避必死。

かなりバシバシ人が死んでいく展開や、マヒルが次第に気づいていく朽葉嶺家の不気味な実態、マヒルだけに見えて、話しかけてくる謎の人物にイタカの二重人格的設定と、色々好みな所が多かったですね。

冒頭で示されたイタカの異能によって敵を倒していく展開と思いきや、無力なマヒルが得体の知れない連続殺人事件に翻弄されていくっていう展開には良い意味で裏切られましたし、途中まで散々だったマヒルの終盤での活躍という流れも良い。

というわけで、かなり陰惨な結末で終ったうえに、イタカの所属する機関の胡散臭さをみると次回からもそういった展開が期待できそうで、続きが楽しみな作品でした。

最後に以下はネタバレなので反転。
夏生の殺害に関しては少々納得がいかない気がしましたね。彼の口からマヒルに真相が語られることにより、朽葉嶺の夫としての役割が阻害される恐れがあるから口封じをする必要性があるのはわかるけど、それだったら何も殺さなくても、事件が終るまで監禁してれば良いじゃないと思った。そう考えるとイタカがやむを得ず殺人をしてる風に思えなくなりそうなところがちょっと残念。殺人にいたる決断が短絡すぎと思ってしまったのがちょっとなぁ・・・

感想リンク
Shamrock’s Cafe さん

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