百舌谷さん逆上する
ツンデレは、萌え要素ではなく、病気です。
転校生百舌谷子音は、ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害、いわゆるツンデレを患っており、親しくしたい、仲良くしたいと思うとかえって攻撃的な言動をとってしまうのであった。という、ツンデレをマジで病気として扱うトンデモ漫画。
ツンデレ少女百舌谷さん、初っ端からツンツンしっぱなしで、すぐに回りのクラスメイトは敵だらけ。自分の症状を自覚し、世界に何も期待せず、回りを全て敵と思うことで自分が傷つかないように予防線を張る彼女の姿は孤高に見えつつも非常に危ういもので、そんな彼女を見てなんとかしてあげたいと思った男は、同じクラスメイトでもっさり顔の樺木くん。
クラスの中心である竜田くん達に逆らず、男のクラスメイト達から苛められている樺木くんですが、人を思いやる心とドMに目覚めつつあるその精神性は他の小学生よりかなり大人びており、こいつがとにかく笑わせてくれます。とある誤解から百舌谷さんの奴隷となってしまった彼の七転八倒が、何よりの見所ですよ。
それにしても、樺木くんに対する面がなければ、普通に好感の持てる竜田くんがある意味、一番リアルな小学生にみえて生々しかったなぁ。
というわけで、面白かった。げんしけん同人誌で書かれた作者の漫画と、新規おまけがついていたのもGJ。というか、あの漫研の後輩たちはだれもかれも厳しすぎるだろ(笑)
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