ワールドエンブリオ 4巻
「消されるな、この想い 忘れるな我が痛み」
なーんて、別アニメのキャッチコピーが微妙に当て嵌まらんでも
ない気がしてきた、天音姉との過去が明かされる第四巻。
この漫画の良いところは、人の死というか大切な人の存在の
重さをじっくり描いてるとこだと思っとります。敵である「棺守」に
殺害された人間は他人の記憶から消えてしまうこと、前作の主
人公的ポジションであった洋平兄の早々たる退場、一緒に暮ら
していた天音姉の失踪の三点が非常に物語に重みを与えてい
るのがいい。
今巻では、「棺守」に殺害された人間の関係者は自分の
記憶が抹消されたことで記憶障害を起こしてしまうという二次被
害が判明したり、主人公の陸は洋平に影響を受け続けてい
たり、天音姉との大切な日常と壮絶な別れを描写してくれたり
でさらにずしりときてます。
それと主人公の天音姉に会いたいという願望が、必ずしも
世界平和?に繋がってないかもしれないという危うさもGJ
まぁそういう重さの一方、レナの無乳ネタやら霧島兄妹の登場
で萌えやら明るさのバランスもしっかりとれてるのも良い感じ。
というわけで、なかなかのオススメ。アワーズで連載中。
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