とろける鉄工所 1~2巻
広島のとある鉄工所を舞台に、労働者とその家族の日常を描いたショートコメディ漫画。いや、これは面白い。溶接の光に目を焼かれても、残業ばかりの過酷な労働条件にたたされていても、そこで働く人々に悲壮感はなく、仕事に対する誇りとユーモアを愛情をもって描く作者はさすが元溶接マンですね。
とろ鉄工所旗揚げ時のメンバーである小島さん、新婚の北さん、新入りの吉っちゃんが主メンバーなのですが、この三人がベテラン、中堅、若手と上手く区分けされていて、彼らの仕事ぶりが専門用語を交えつつ、面白おかしくちょい悲惨ぎみに語られます。
工場に迷い込んだハトが年末の大掃除にミイラで出てきたり、自転車を買いにいけば溶接部分の出来が気になったり、雨が降ったとき、真夏のとき、真冬の時に起こる溶接の困難さ等など、ちょっとしたエピソードの一つ一つのリアリティ度が半端じゃない。
それとですね、女性陣の可愛さがぶち可愛すぎる!小島さんの長女さと子ちゃんに北さんの奥さんの飾らない可愛さがたまらんね。小島さんと二人暮らしで家事を切り盛りするさと子ちゃんの10代にしてすでに溢れる母性と親思い度に癒されるわ、夫の危険な仕事を心配しつつ、寝相は悪いし酒ぐせも悪くどっか抜けてる北さんの奥さんがホント可愛い。広島弁が余計にツボにきます。
というわけで、激しくオススメ。3巻が今月23日にでます。イブニングで連載中。
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