初恋彗星 【8/10】
一途であることが果たして幸福なんだろうかということを紗雪を見ていると思ってしまう。一途ってのは、悪く言えば視野が狭い、だけど、紗雪の母が紗雪を肯定していたように、やはり報われない恋であっても誰かを確信をもって愛せるということは、やはり愛される以上に幸福なことではなかろうか、とか思うお話でしたな。
それにしてもグレンラガン的エピローグは反則。ああいうことされると無条件で切なくなってしまうじゃないか。物語は非常にヘヴィなものであったけれど、淡々と進むせいか、どことなく全体的にある意味美しさを感じるものでありました。
むーなんか久しぶりに硬派な恋愛ものを読んだナァ。もう一冊作者の本があるみたいなんで、読んでみよう。
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