別冊 図書館戦争Ⅰ

【8/10】

アニメも好調、図書館シリーズから劇甘スピンアウトが爆誕。

本編終了直後のエピソードから堂上と郁の甘々なバカップルぶり堪能しつつ、図書館で起こるドンパチとは関係の無い日常的な事件をいくつか垣間見るという短編形式。

もう、二十台後半と、三十過ぎのカップルの話とは到底思えん初々しさ。もっとキスしたいとか、初Hが恐いとか・・・なんじゃそりゃー!柴崎も、二十六歳純粋培養乙女・茨城産とかいってからかいたくもなるわ。

激甘バカップルは置いといて、ストーリーの方は子供の話が予想外の方向へ展開して面白かったですかね。柴崎と手塚の方もちまちまいい展開を見せてくれてニヤニヤ。

というわけで、あぁ胸ヤケした。まだ続くみたいなので、次回は柴崎、手塚でお願いします。

ごがつ屋さんぷーさん耳な風香

二人のゲームそっちのけの雑談が楽しすぎ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 容疑者Xの献身

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【8.5/10】

・あらすじ
花岡靖子と娘の美里の下に現れた富樫という男は、のんだくれで靖子に暴力を働いては金をせびるろくでなしの元夫だった。
金を渡して追い出そうとした靖子であったが、美里の行動で結果的に富樫を殺すことになってしまう。殺害直後、自首を考えた靖子の家に訪れた隣の部屋の住人、石神は平然と親子にこういった。
「何かお手伝いできることがあるんじゃないかと思いまして」と。

・不器用で冷酷で純粋な男
花岡親子の犯罪隠蔽に献身的に尽くす数学教師石神。
隠蔽工作を考える頭の回転の速さと、用意周到さには舌を巻くばかり。
彼のやったことはもちろん許されることではないんですが、その動機を知るとその不器用さと純粋さには胸がつまってしまうのはどうしたことだろう。
最後のなんともいえない結末がよけい胸をつかれたり。

本作はコロンボや古畑のように既に犯人がわれた状態からのスタートですが、一応ミステリモノとして驚けるギミックは用意されてます。
書評サイトをいくつか見た限りでは、そう驚くほどのものではなさそうな感じだったような気もしますが私個人は割と驚きました。

・というわけで、
オススメ。個人的には東野作品の中では秘密に次ぐ面白さ。

以下ネタバレ反転
ことの発端となった美里がほとんど出番なしってどういうこと?
しかも最後に手首を切ったのはなにが原因かもよくわからない。
まぁこの辺はご想像におまかせしますという意図がびしびし感じれるし、色々考えられるんである意味面白いといえば面白いんですが、それでも彼女の内面描写が欲しかったといわざるを得ませんね。
因みに原因としては①石神のことが好きだったから②母親が再婚しそうで嫌だったから③献身的に尽くす石神の横で母親が別の男と仲良くしてるのに抗議?いやがらせ?など等、とか考えられるんですが、きっと手首を切った理由は一つだけじゃなくて色々あったんじゃないかと思いますね。

・うたわれるものリンク
影の宴さん11月11日はポッキー&プリッツの日でアルルゥ

くるぐる。さん右に同じでハクオロ&エルルゥ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

魍魎の匣

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)

著者:京極 夏彦
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【7/10】

・あらすじ
クラスに友達もいなかった楠本頼子は、唯一気の許せる柚木加菜子の誘いで家出旅行に出る。しかし出発間もなく、駅のホームで加菜子は電車に轢かれて重症を負うことに。
現場に居合わせた刑事、木場は病院へ付き添うと、加菜子の姉と称する陽子を見て驚愕する。陽子は木場の憧れの女優だった。
陽子の希望で搬送されたなんとも奇妙な研究所で治療を受ける加菜子。そんな予断を許さない彼女に対し誘拐の脅迫状が届く。
一方、バラバラ殺人事件を関口と鳥口は取材していた。犯人は被害者の手足を箱にみつしりと詰めていた…

・京極堂シリーズ二作目
今年映画として公開予定の本作。…うーん、映像化して大丈夫なんだろうか?
と思わずにいられない程グロイ描写があるんですけど。
バラバラ殺人事件に、加菜子が電車で轢かれた事件、その他立て続けに事件は起きるわけですが、それら複数の事件に絡み合う人や箱。様々な伏線が明かされるラストは中々見事でしたが、なにより「匣」に憑かれた犯人の犯行のきっかけからその顛末はなかなかおどろおどろしかったですね。

・しかし、
分厚い。どうも自分は一気に読みたがる人間なんで、分厚くとも一気に読もうとするんですが、そうなると最後はヘロヘロでたとえ面白くてもいまいちになってしまう感が否めませんでした。やっぱ分厚い読み物は向いてない。

・そんなわけで、
非常に分厚いこの一冊。ミステリや人の狂気が受け付けられるかの前に、京極堂の話す独自の詭弁漂う長々とした理論、主張を読むのが苦痛だとかなり厳しい。
にしても彼は関口に対してものすごいツンデレを発揮しますね(笑)
ツン8デレ2ぐらいのある意味私の理想に近いツンデレです、この方。

因みに本作のお口直しにはすたひろBOXさんの描く、魍魎の匣漫画がオススメ。
う~ん、和む。ほう。

・うたわれるものリンク
ごがつ屋さんコミケレポ漫画続き
結構、うたわれコスの方おられたんですね。

影の宴さんカルラとアルルゥ
確かにあのシーンは印象的。そーいやうたわれキャラには子供と接するの苦手そうな人があんまり見当たらない。

・イラストリンク
くるぐる。さんDTB絵で黒、銀、猫
この表情乏しい二人が良い!

Cherry Berry Strawberryさん
TOP絵にうみねこの真理亜&C72新刊おまけハガキ絵
この真理亜はとてもかわいい真理亜。

・WEBコミリンク
MozHAMさんコミケレポ漫画
皇帝龍さんがかわいすぎる

| | コメント (0) | トラックバック (0)

屍鬼

屍鬼〈1〉 (新潮文庫) 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)

著者:小野 不由美
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

屍鬼〈5〉 (新潮文庫) 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)

著者:小野 不由美
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【6/10】

・あらすじ
外界からほぼ隔絶されたとある山村、外場村。
土葬という古い風習をもつこの村に最近、洋館が移築されてきた。
しかし、転居人はいまだ現れず、不振に思う住民達。
その後、立て続けに起こる原因不明な人の死、死、死。
気づけば、村は死に囲まれ始めていた…

・登場人物三桁超えてる?
もう、とにかく登場人物が多すぎて人物関係の把握が大変でした。
主人公が不在というのもなかなか堪える。
内容は、タイトルと土葬設定を考えればお察し頂けると思いますが、あまりホラー&スプラッタな作品ではなく(終盤はあれでしたが)、価値観の共有できない相手に善悪を問えるか?とか、強制的に価値観を変えざるを得ない立場におかれた人間のそれぞれの態度、淀む人間関係に憎悪増々な心理、それぞれの住民の生き様を重視した作品だったかな。
因みにこの作品を読むきっかけは、漫画「それでも町は廻っている」三巻で、主人公の歩鳥が読んでいた小説、怪々屍鬼のパロの元ネタだったり。

・フラストレーションが…
何分長い上に、登場人物も多く、中々話が進みません。
しかも、ほぼ主人公格のキャラクターが原因が判明したにも関わらず、事態を放置するというとんでも行為をやった挙句、そいつは何気にハッピーエンドを迎えるという結末が腑に落ちず、最後までイライラしてしまいました。それと主要登場人物の中にやや短絡的な行動が目立ったのも原因だったかも。
それに屍鬼は人を生きるために殺さざるを得ない存在として描かれてましたが、あの設定だと人を殺さずに生きてけるんじゃないかな。一回の吸血で、止めればいい訳ですし。

・各登場人物雑感
室井 静信
主人公格キャラその1。そして多大なるフラストレーションを私にくれた男。
致命的だったのが終盤。大川が室井の母親達を惨殺したことが分かった後の彼の台詞。何が絶望ですか。事態を掴んでいたのにそれを放置し、村が滅ぶことを是とし、その是とした中には当然彼の母親や光男も含まれていることは、武藤の採った行動と比較すれば明らかなわけですが、静信と母親、寺のほぼ身内に近い連中との付き合いは良好でしたし、事実母親の死に彼は悲しんでいます。だからこそ簡単に崩れた秩序に絶望するより、簡単に身内の死を招くことをよしとしたこの男自身に彼は絶望すべきです。他にも色々この男には思うところがあるのですが、うまく文章化できそうにないので、断念。

尾崎敏夫
主人公格キャラその2。屍鬼に対して手段を選ばず立ち向かおうとした医者。
うーん、どうにも手段がうまくない。どうして女房にすらあそこまで思い切った覚悟があった割にはまるで生かせてない。というかなんで生きた証拠をあっさり殺しちゃうのさと、突っ込まずにはいられませんでした。そしてなぜ病院のスタッフ達に真相を告げなかったのか。途中や終盤でも語られてましたが、確かに彼は事態の中心にいて自分の存在意義を確かめたかったんでしょう。やる気のないクラスで一人頑張る、文化祭実行委員という立ち位置な人に見えました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

四畳半神話大系

四畳半神話大系 四畳半神話大系

著者:森見 登美彦
販売元:太田出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【8.5/10】

・あらすじ
三回生となった現在、今までの2年間を鑑みるに
私の大学生活は全く以って不毛であったという他無い。
およそ人として高めるべきでないとこを高め、人として高めるべきとこをひたすら放逐し、恋も、勉学も、体を鍛えることすらせず漫然と日々を過ごしていたことは唾棄すべき過去としか言いようが無い。
かような現状を作り出した責任者よ、直ちに出頭せよ。
事情を知らぬ者は、それはお前だというであろう。
しかし、否、断じて否である。今の私を作り出したA級戦犯は小津という男であり、あの男と出会わず、入学当初あの××にさえ入らなければ私のキャンパスライフは薔薇色に染め上げられていたに違いないのだ。

・パラレル駄目ワールド
本作は、無益な2年を過ごした駄目大学生が、その原因を小津という男と出会ったこと、映画サークル「みそぎ」に入ってしまったことであると嘆きつつも、取り返しのつかないその後の彼の大学生活を描くものである。しかし、彼が入学当初他の団体に入っていれば薔薇色のキャンパスライフを送れると後悔していた他の選択肢は、パラレルワールドの主人公が体験をしており、まぁ結局のところそう大差はないですよ、というお話。
彼が入ろうとしていた、団体は映画サークル「みそぎ」、ソフトボールサークル「ほんわか」、「弟子求ム」というビラを見ての弟子入り、秘密機関「福猫飯店」であり、物語は4編構成となってます。

・古風にして軽快、ユーモラス溢れた文章が最高です
この独特な文章がまさにこの作者の魅力であるわけですが、今回も大いに楽しめました。ところで、森見作品の主人公は駄目大学生が、ひたすら痛々しい行動、思考をとるくせに、全く動じないどころか、むしろ痛々しさがなくなることは己のアイデンティティの危機といわんばかりに突っ張る生き様が魅力?なのです。その生き方にはもはやある種神々しさすら醸し出しておるのですが、じゃあお前は成り代わりたいのか?と問われればごめんなさいというほかありません。が、そんな連中を愛しくてやまない自分がいるのもまた確かなわけで、毎回似たような主人公が登場しても毎回楽しめてしまうのはもう呪いのたぐいです。そしてこんな連中ばかり活躍する物語なのに、読後感は大変清清しいのがすごい。

・重要キーワード
猫ラーメン、もちぐま、亀の子束子、自虐的代理代理戦争、香織さん誘拐、コロッセオ。

・つながる設定
夜は短し歩けよ乙女と世界観を共有しており、自称天狗の樋口氏や、酔うと人の顔を舐める羽貫さんが登場。他にも走れメロスに登場してくる団体もあり、他作品を読んでるとついついにやりとしてしまいます。

・というわけで、
大変面白かった。この人の文章は一読の価値有りです。最初の1Pを立ち読みして、気に入れば買って損はないかと思われます。

・うたわれるものリンク
channelQさんうたわれ暑中お見舞い絵
うわぁい!エルルゥの肌の色がすげぇ艶かしいィー

影の宴さん素直になれないクーヤ
クーヤは素直じゃないけど素直じゃないのがバレバレなとこがかわいいのです

くるぐる。さん描き散らし版にエルルゥ&アルルゥ
横向きのエルルゥの表情がなんかかわいいー
ハクオロ視点の絵なのかなぁ~

・WEBコミリンク
ろくでなしの詩さん月姫落書き漫画
ちょっ!?結局どうなのさー!?使用しているネタを見る限りぎりぎりの所で、ミ○ーが間に合わせてくれたと信じてる。

舞子海岸迄五分さんかにしの漫画
生き残るのには堕ちることもいとわないのがヒロインというものw

| | コメント (2) | トラックバック (1)

魔女を忘れてる

Majoamajomao 魔女を忘れてる (Style-F)

著者:小林 めぐみ
販売元:富士見書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【6.5/10】

・あらすじ
「――魔女が帰ってきた」
小学校時代の級友、福井伸也のその一言を聞くまで、
永田路洋は、おぞましいあの記憶を忘れていた。
しかし、魔女は死んだはずだ。
必死に自分を説得するも、その言葉を最後に福井信也は殺された。
心臓と右腕を切り落とされて、
魔女の死に方と同じ死に方で。
町では今、連続殺人が起こっている。福井はその4人目の被害者だった。

・追い詰め方が秀逸
佐場の森に住む魔女が死んだのは、永田達が小学6年生だった時で、今から4年前。当時、森を訪れた永田達はほぼ全員、重い家庭問題を抱えていて、そういった事情と、些細な嘘、不幸な偶然が重なり合って悲劇が起きてしまいます。
この悲劇の起こり方、魔女の復活と同時に現在の状況が再び過去の状況と符号して浮き彫りになる今の自分たちの歪みと家庭の歪み、4年前のあやふやな記憶、目の前で起こる不思議な現象、自分の記憶が果たしてどれだけ確かだったのかという不安、部屋の外から臭う何か…と、とにかく主人公達への苦しめ方がうまい。
とても食卓にビールをの作者と同一人物とは思えないぐら作風が違います。

・すべてはこのために
というぐらいのラストににんまり。ある意味、今までの展開はすべてラスト数ページのための伏線だったといえなくもありません。なんとなく、東野圭吾の「秘密」と似たやり方と思ったり。

・というわけで、
なかなか楽しめたんですが、どうにも話の細部に腑に落ちない点というか、分かりにくい点、(例えば、福井はなんで4年も魔女を殺すのを待っていたのか?彼も結局過去を忘れていたから?)がちょくちょくあったのがやや残念だったかな。

・うたわれるものリンク
channelQさん最強ユズリキ計画
またなんつーすごい事を、大変ですが、最後までやり遂げて頂きたい

・イラスト
野良さん長門
その発想はありませんでしたw

| | コメント (0) | トラックバック (1)

空色ヒッチハイカー

空色ヒッチハイカー 空色ヒッチハイカー

著者:橋本 紡
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

【7.5/10】

・ストーリー
あれほど憧れつづけた兄貴の背中を追いかけて、18歳の夏休み、
僕はなにもかも放りだして街を出た。
兄貴の残した年代者のキャデラックに免許証。
抜けるような青空。
ミニスカートにタンクトップの謎の美女、杏子ちゃんが、旅の相棒。
個性あふれるヒッチハイカーたちと一瞬の出会いを繰り返しながら、
僕はひたすら走り続ける! (裏表紙より)

・そりゃ旅にでるさ!
ろくに受験対策もしないで東大法学部に入学、国家Ⅰ種試験に合格、来年大学を卒業すればエリート財務官僚へ、と出世街道一直線なはずの兄。
そんな兄に憧れて、弟である僕も必死に努力した結果が夏休みの模試。東大文Ⅲ、B判定。これで兄の背中を追える…と思っていたらその兄はあっさり消えてしまった。
というわけで、僕は旅にでるんですが、そりゃ旅にでますよ。旅をすることがこの僕には本当に必要だったということが読後はっきりと伝わってきます。

・文句なしの青春っぷりが素晴らしい
ヒッチハイカー達や、杏子ちゃんに年や身分を誤魔化して背伸びしてみたり、杏子ちゃんの色気に惑わされたり、一夜の過ちをやってしまったりと実に青春してくれます。
旅をする途中で挿入される兄との思い出も、単に勉強ができるというだけで兄を憧れたわけではないこと、そりゃ兄貴に憧れるよね~というのが良く分かるエピソードで実に良い。兄弟の絆が深まる映画の話とか非常にわかりやすいエピソードが多いのが本作の魅力なのかもしれません。

・短い出会いだからこそ記憶に残る
色々なヒッチハイカーと出会いますが、個人的にはおじいさんのヒッチハイカーが印象的。
確かに僕と同じ立場だったらなんかちょっと誇らしい気持ちになったかもですね。

・というわけで、
実に爽やかな青春小説でした。爽やか過ぎて青春を過ぎた人(私)にとっては少々胸が痛いほど。因みに作者はラノベで半分の月がのぼる空を書いてる橋本紡。
なかなかにオススメですよ?

・感想リンク
積読を重ねる日々さん
とりあえず私の感想よりもこちらを是非一読してくだされ~

・うたわれるものリンク
くるぐる。さんTOP絵にチャイナ・アルルゥ
何をいってもロリと思われかねない発言をしてしまいそうなので自粛させて頂きます

channelQさんしずくちゃん出演フラグ?
遅れがなら100万HITおめでとうございます。もう赤ビキニが自然になってきたなぁ…

のんびり、まったり。さんうたわれ学園でアイスマン、ムツミ、ミコト
ムツミとミコトとアイスマンのラブコメやったらすごい面白そうな気が…

・雑記
今日はもうひたすらZARDの曲が頭の中をリフレイン。
ご冥福をお祈り申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

松浦純菜の静かな世界

松浦純菜の静かな世界 松浦純菜の静かな世界

著者:浦賀 和宏
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

大怪我を負い、療養生活をおくっていた松崎純菜が2年ぶりに自宅に戻ってくると、
親友の貴子が行方不明になっていた。
市内では連続女子高生殺人事件が発生。被害者は身体の一部が持ち去られていた!
大強運で超不幸な奇跡の男、八木剛士と真相を追ううちに2人の心の闇が少しずつ重なる合う新ミステリ  裏表紙より

というあらすじと、タイトルを見ると、松浦純菜が主人公のようですが、一人称が基本八木君なんで、彼が主役です。
で、その八木君なんですが・・・・かなり内にドロドロした憎悪やら、被害妄想、自尊心を抱えた困ったちゃんなんですが・・困ったことに少なからず感情移入をしてしまう自分がいる。

といっても、その感情はドロドロしてても屁理屈にまみれたわけでもなく、ある意味ストレートなのでとっつき易さはありますね。

ミステリ的には物語の途上で散りばめられたさりげない要素が無駄なく活用されてるのには感心。ただ、若干ご都合主義的には感じましたが。
犯人の動機のすさまじさは良かったですね。こいつぁ怪物だ。

ともあれ、本作はミステリを楽しむより、勉強も運動も駄目で、自分の顔にコンプレックスをもち、周囲の人間には冷やかされ、他人を信用せず、だからこそ人恋しく、対等な人間関係を築きたい八木君の絶望と救済?が核であり、そっちが面白ければよいのです。

というわけで、個人的にはなかなか面白かったです。八木君のような人間に拒絶反応がなければオススメですね。

・うたわれるものリンク
channelQさんらき☆すたOP風アルルゥ
私は今えが☆すたがツボに入りまくりです

CAT NOODLEさんうたわれるものらじお40回ネタ
ちょっと力也さんもグラっときてました

Bochi-bochiさんドリグラ絵
ドリグラは瞳の色で区別できるんですよん

・イラストリンク
くるぐる。さん描き散らし版にグレンラガンのヨーコさん
うわぁい!どこぞの阿呆が発した怪電波を受信してくれたくるさんに万歳!
脚派なくるさんが描かれたヨーコさんだけに脚にも目がいきます。

・雑記 天元突破グレンラガン 第三話 顔が2つたぁ生意気な!!

アニメですが、どこまでも完璧すぎる少年漫画という表現をいいたくなる。
ご都合主義はかくありき!というお手本ですよ。このアニメの展開の良さは。
とにかく、最初から最後まで何もかもがすばらしかった。
さすがに、早くも今期のアニメで一番とささやかれ始めてるのもわかります。

・カミナ
カミナがとにかくかっこよすぎて困る。シモンが弱気になっても決して説教したり、責めたりしないところがまた良い兄貴らしさ全開。
この人の行動は、同じ二次元世界の人から見れば狂気の沙汰ですが、視聴者からすればありえないほど正しい行動とってるあたり、下手したら無自覚に自分が物語の登場人物であることを自覚してるかのよう。そうだよね、大、小ロボが2体いたらアレですよね。
この男、その内上位世界まで天元突破しそうな気がする。
ついでに、無駄無駄ぁ!なんて連呼するからDIO様が降臨されたかと。そのせいで、カミナとシモンのコンビがプロシュート兄貴とペッシに見えてくる。

・ヨーコ
この人、ゼーガペインの副会長の人だったんですね。気が付きませんでした。
ゼーガであの声聞いたときはなんじゃこの声は?と思ってましたがこっちは特に違和感ないです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【新釈】 走れメロス 他四篇

新釈 走れメロス 他四篇 新釈 走れメロス 他四篇

著者:森見 登美彦
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

どうやら自分は森見登美彦という作家にかなり魅了されてしまったようで、この勢いだと、まだ未読の2本も手をつけそうです。

さて、本巻は森見氏が、名の知られた古典的短編の中から、読んでいて何か書きたくなったものを同氏の感性から新たに書き起こした連作短編集です。

題材とされたのは、「山月記」、「藪の中」、「走れメロス」、「桜の森の満開の下」、「百物語」。恥ずかしながら、凡その概要程度を知っていたのは走れメロスくらいなものでしたので、比較して楽しむことはできませんでしたが、それができた走れメロスが最高だったので、その内読んでみようという気が起きたり。
まぁ、元の小説が全くわからなくとも最初に簡単な紹介文があるのでそんなに問題はないとは思います。

それでは以下、各物語毎に色々。
・山月記
早くから自分の才能を信じ、己の方向性を決定付け、将来への道を狭め続けた結果、自分に負けてしまった男の悲しい物語。
自分に負けたと悟った時に訪れる悔恨の様は、多少なりとも感情移入をしてしまいました。もんどり、もんどりと夜中に独り言を叫びながら失踪するなんて傍から聞けば、非常に滑稽ですが、本人から事情を聞けば…
今のところ、太陽の塔、夜は短し歩けよ乙女しか読んでない自分には、全くノリの違う展開に新鮮さを感じました。

・藪の中
真相は藪の中、というわけで、一つの事象から多人数の視点を通して物事の多様性、あるいは不確かさ?を読ませる実験小説…という感じでしょうか。

・走れメロス
本作中唯一のお馬鹿小説。太陽の塔や、夜は短し~に出てくるような大学生が好きな方たちには必読。詭弁論部、象の尻、桃色ブリーフなど夜は短し~とリンクしているのも見所。
もう、本作中ぶっちぎりで好きな作品です。
走れメロスをなぞらえて進んでいくかと思いきや、いきなり前提からうっちゃりやがった!と、もう爆笑。とにかく捻くれた男たちによる捻くれた友情に乾杯!
それでも読み終えると、あぁこれは走れメロスだなぁと異議が全くないと思わせるあたり、すごいとしかいい様がない。とにかく、こういう馬鹿な男達を書かせたら、抜きんでている作家と改めて認識。
にしても、やさしさのチラリズムをやられたら、靡かない男はいませんな。

・桜の森の満開の下
すいません、タイトル自体知らない作品でした。
傍から見て幸せに見えても、本人が満たされてるとは限らない話。走れメロスを読んだ後にこれだと落差がありすぎて困る。

・百物語
今までの登場キャラ集合の巻。特に感想はなし(あれ?

というわけで、巻全体としてオススメとはいきませんが、、個人的には走れメロスだけでも買った分は回収できたかな、と。

・うたわれるものリンク
影の宴さんたまにはシリアス風味でオボロ&ユズハ
ドリグラは夜なべしてる姿がきっと似合う

CAT NOODLEさん兄貴のブログネタ絵、裸王
うたわれ声優陣は仲良すぎ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

太陽の塔

太陽の塔 太陽の塔

著者:森見 登美彦
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。
なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。

夜は短し歩けよ乙女が面白かったので作者のデビュー作を読んでみました。
本作は日本ファンタジノベル大賞受賞作のようです。

休学中の五回生である私。
これまでの人生において絶望的に女性と縁がなかったわけであるが、そんな私にも3回生の頃、水尾さんという恋人ができた。
しかし、あろうことか水尾さんはこの私を袖にしたのだ!
そして現在、私は水尾さんレポートを完成すべく彼女の日常生活をつぶさに観察している。いやいや、そこらのストーカーと間違えてもらうわけにはいかない。これは彼女がなぜ私という人間を拒絶したのかという疑問の究明にあるからで断じてストーカーという行為ではないからだ。
という感じの失恋男の物語です。

とにかく主人公が意地っ張りでプライドが高い上に妄想好きでおまけにストーカーと、夜は短し~の先輩より数段濃い男です。
自分の行為と自身全てを正当化しようとする屁理屈はある種のすがすがしさが感じられます。

主人公の友人達も似たりよったりで、野郎同士でクリスマスの町を闊歩したり、鴨川にならぶ男・女・男・女の列を男・男・男の列で邪魔したりと、己が傷つくのを省みない豪の者ばかりです。とりわけ友人の飾磨はすごすぎ。「砂漠の俺作戦」は誰が聞いたって大馬鹿者といわざるを得ません。

そんな感じで痛さと妄想に塗れた男汁溢れる内容にもかかわらず、読後感がさわやかなのはなぜでせう?

個人的にはなかなか面白かったですね。とにかく笑える表現が多すぎます。なんでこんな文章が書けるのかと。

因みにこの主人公と水尾さんは下手したら、黒髪の乙女と先輩の未来である可能性がなきにしもあらずなきもしますが、類似点はややあるものの、やっぱり別人でしょう。というか、別人じゃなきゃ嫌だ。

・うたわれるものリンク
くるぐる。さん描き散らし版に突発リクエスト3漫画
1コマから4コマまですべてのトウカがかわいすぎです。今回でリクエストも終了だそうで、お疲れ様でした。

KARMAさんmemoに降り積もる白
そーいやうたわれ世界は雪の描写がないせいか新鮮

ごがつ屋さんエルルゥ&ハクオロアイコン
流血アイコンですよw

IDEAさんりんごーなアルルゥ
確かに果物は良く似合いますね~

・雑記 
私信ですが、labさん、くるさん、PC心配してくださってありがとうございました!あと一回はまた修理に出さなくてはならないのですが、その後の故障がないこと祈るばかりです。

| | コメント (0)